飲食店の広報としてIT関連サービスを効率よく利用したいが、もっぱらFacebookでの利用にとどまっているケースがみうけられます。
ITサービスは言葉もややこしいし、運営にどうかかわるのかイマイチ理解できず、足を踏み出せないこともあると思いますので、簡単にいくつか紹介したいと思います。
（※ 2021/11/10時点の考察です。）
# 紹介するサービス
・たべさぽ
・READY FOR
・CAMPFIRE
# たべさぽ
本サービスは、リリースされて間もないようですが、シンプルなサービスだと感じました。
＜感じたこと＞
・ややこしいプラン等がなく、支援金の募集（掲載）、一般利用者の支援、店舗への入金という簡単な話
・掲載料は0円
・掲載内容に共感した一般利用者が「応援」をすると、利用料10％が発生
・「応援」を行われた場合は、飲食店が”お返し”をしなければならない
・”お返し”内容は、掲載内容に自由に記載する
・掲載内容に共感した一般利用者が「寄付」をすると、利用料10％が発生
・「寄付」を行われた場合は、飲食店が”お返し”をする必要はない
・飲食店専用のサービス
・携帯一つで、写真の投稿とテキスト入力だけで簡単に掲載を開始できるシンプルな投稿が出来ると理解できた
# READY FOR
「飲食店」に関するプロジェクト - クラウドファンディング - READYFOR
このサービスは、クラウドファンディングとして、支援者を募集するサービスでした。
＜感じたこと＞
・利用プランがありました。「シンプルプラン」「フルサポートプラン」「フルサポートプラス」
・プランに応じて、支援の際の手数料が12％～17%、フルサポートプラスではお問い合わせによって柔軟に調整
・支援の募集形式は２つあり「All or Nothing」「All In」があり目的金額を超えた場合には成立、超えなくても成立させるのか？と選べる設計
※ All In型を申し込める団体（自治体、大学、公益法人（公益社団法人、公益財団法人）、認定NPO法人、上場企業）がある
・デザインの作りこみや戦略のサポートをおこなう専属スタッフもいるようで、色々と細かく掲載ページのデザインを作りこめる
・飲食業界だけでなく幅広くサービス展開をしている
# CAMPFIRE
フード・飲食店のクラウドファンディングプロジェクト一覧 - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
READY FOR と同様に、クラウドファンディングとして、支援者を募集するサービスでした。こちらは、融資の募集もできるようです。
＜感じたこと＞
・企業向け融資ができ、相談申し込みも簡単に申込める
・「融資型」「購入型」「ふるさと納税」があり、融資型は借入金利ですが、手数料は支援が行われた時点で購入型（17％）とふるさと納税（11～13％）の手数料が発生する
・その他、飲食サービス以外にも、「GoodMorning」という社会問題と向き合うクラウドファンディングがあったり多岐にわたるが、飲食向けは「購入型」で、「All or Nothing型」「All In型」から選べる？
・他にも色々な方法があるようで、柔軟な解決方法がありそう。スタッフ相談から検討するべし
どれも魅力的なサービスばかりでした。facebookでPRしておしまい！という時代は終わり、様々な広報手段を検討し、どのように真心とサービスを伝えるのか、味だけを考えるのでなく、掲載さえしてしまえば、集客と職人に徹するということが同時にできるため、こだわらずに先ずは掲載をしてしまうことが大事だと思います。
